四柱推命には通変というものがあります。
例えば、上の五行図で見た場合【木】から生じたのが【火】であり、【木】が尅すのが【土】になります。
このような関係性を文字であらわしたのが通変です。
通変は自分自身の部分に木・火・土・金・水の五行が入る事によって性質が少しずつ変わります。
上の図は色によって木・火・土・金・水をわかるようにしたものです。
木の五行から見たら、自分自身は比肩・劫財、自分から生み出したのは食神・傷官、自分が尅すのは正財・偏財という風になります。
とうぜん、水の五行が自分自身になりましたら、自分自身【水】から【木】が生じ、【木】から生じた【火】を【水】が尅すようになります。
通変だけ読みますと職業に向いている向いていないが当てはまりにくく、もともとの陰陽五行の性質を無視してしまうのです。
なので一番わかりやすいのは八字で読み取るのが四柱推命ではもっとも簡単な方法ではあります。
例えば【木】の五行が日主にあり、命式全体に【水】が多い場合と、日主が【火】である場合に命式全体に【木】が多いのとでは質が違うのです。
同じ印が強いと言っても、質が違うので持つ能力も変わってきます。
この質の捉え方や基本を理解していない場合、良く当てはまってそうだけれども本質が違うので「占い師のいう事をしてみたのだけど違う」という事になってしまいます。
これは職業だけではなくて、相性も運命を読み取るのも全てにおいて大切な事です。
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